家族に負担が少ない「直葬」のすすめ
数年前に祖父が亡くなりました。祖父は生前に「枚方の葬儀場で家族葬のようなシンプルな式がよい」と常々言っていました。たしかに葬儀にはかなりのお金がかかります。祖父曰く、「もう死んだあとなのだからお金をかけて豪勢にしても私には分からない」という事でした。そのため、家族も相談し、葬儀をすることを止め「直葬」を選択しました。懇意にしている寺院等も無かったのも幸いでした。
直葬の流れは簡素でした。亡くなった後、葬儀会社に「直葬でお願いします」と伝えます。そうすると寝台車で安置所まで葬儀社が運んでくれます。そして火葬の日取りを決め、その日にちに納棺し、火葬しました。たったそれだけで終わりです。人によっては火葬の際に僧侶に読経などを頼むようですが、それもしませんでした。直葬は至ってシンプルでした。通夜も告別式も葬儀もしません。
費用はもちろん安く済みました。通常は通夜や葬儀などを含めて200万円ほどかかるようですが、家では20万円ほどですべて終わりました。直葬は故人に失礼だという意見もありますが、残された家族に負担を懸けない故人の思いやりが感じられるいい形だと考えております。
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