故人の希望で家族葬、義父を見送りました

主人の父、私にとって義父が、昨年の暮れに亡くなりました。浴室で倒れて病院へ搬送され、帰らぬ人になりました。お風呂に入る直前まで元気だった義父が突然倒れ、義母は3ヶ月経った今でも現実を受けとめられない様子でいます。生前義父は、「自分が亡くなったら大袈裟なことはしないで家族で葬式をしてくれればいい」と口癖のように言っていました。主人の兄妹達や親戚の人には家族葬に納得がいかないと言って反対する人もいました。しかし、義母が「お父さんがそうしてくれって言っていたから」とみんなを納得させ大阪の葬儀場で家族葬で見送ることにしたのです。

 

 

そう決まると、大変だったことは生前父がお付き合いをさせて頂いていた方々への通知でした。父が他界をしたこと、お世話になったことをお手紙にしたため友人の方や仕事の関係者の方に送付をしました。葬儀に出席したいと申し出てくれた方が殆どで、嬉しくもあり申し訳ない気持ちにもなりました。後日、お線香を上げに来て頂くのも申し訳ない気持ちにもなりました。一応、家族葬と言う形式を取りながら「お線香だけでも」と言って頂けた方をお断りせずに葬儀を済ませました。人付き合いが希薄になる昨今、嬉しい気持ちになりましたが、故人の希望を通すのも難しいと感じました。

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