地域とのつながりと葬儀のあり方
私の父が2年前に亡くなった時のこと。あまりに突然の死だったので、心の準備ができていないことはもちろん、どのような形の葬儀にするかを決めるのが大変でした。葬儀を行うこととなった松原の斎場では様々な様式を選べたので、その点では困らなかったのですが…。
私達家族は「本当に親しい人だけで。家族葬でいい。」という思いを持っていたのですが、父が亡くなったことを知った町内会の会長さんら役員の方々が、その葬儀の形に反対。父は何期も町内会長を務めていたこともあり、地域の方々によく知られている存在だったので、悼んでいる人たちが参列できる葬儀にしてほしいとの要望がありました。そして話し合いの結果、町内会の要望通りの形の一般的な葬儀を執り行うことにし、受付など町内会の方にお世話になることとなりました。
様々な方に気を使いつつの葬儀となったこともあり、今思い出しても悲しむ余裕もないまま故人を送り出したという印象しかありません。確かに地域の方々とのつながりは大切なのですが、生前に父の希望を聞いておくべきだったと後悔しています。
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