お葬式を通じてやっと家族と面と向かえた

身内の葬儀の際、葬儀社との打ち合わせの際に「この地域ではこの飾りが一般的ですので」と祭壇の飾りのカタログを見せて頂いたのですが、該当の飾りしか載せていないような、まるで雑誌の切り抜きをファイルしたようなものを見せられ、あたかもそれしか選択肢がないように仕向けられました。とても値段が高くて豪華なもので、菩提寺の住職ですら驚いていました。

後日、同じ宗派でもある別のお宅での葬儀の際、祭壇は幾分シンプルではありましたが、立派な飾りがしてありました。親しい間柄でしたので、おおよその価格を聞きますと、当方が提示されたなんと半分以下。当方とは別の葬儀社を利用したらしいのですが、その後のケアも良かったとのこと。

悲しい事実ですが、そうやって足元を見る葬儀社はいるんだな、と痛感してとても困ったことでした。

次にお見送りの機会がある時には、別の葬儀社にお願いすることで家族と合意を取りました。その高いお飾りばかりを使用した葬儀屋のやり取りを含め、葬儀の記録は全て取っておきましたので、おおよそどこの箇所で節約できるかも分かりました。経験値というのはやはり大きいです。

お葬式はイレギュラーなことで、ある程度近い身内が旅立った際は、満足な事前準備がほぼ出来ないのが通例です。葬儀社も見知った所を使ったり。だからこそ、各家庭でその記録しておくことはとても大事です。葬儀社の金額面のネガティブな面だけでなく、「このセレモニーはやっておいて良かったな、意味があったな」というのが後で分かるものも多くあります。

お葬式は身内だけのものではなく、そこに暮らす故人の親しくしていた方々のためでもあるので、その方々にどこで報いるかなど、家族できっちり話し合えたことである程度解決しました。

現代では、親子であれ各世代で別に居を構えるのが一般的です。そうなると、どうしてもお葬式の際は意見が対立します。だからこそ、日頃から何気ない会話の中で相談できる空気を作っておくことが大事になります。具体的に互いに相談できれば何よりですが、最初はどうしても抵抗があるでしょう。少しずつ焦らず進めていくのがいいと思います。

それに、今の時代は葬儀社も事前相談が通例になっていますので、相談に行ったから変な目で見られるなんてことはありません。実際のお飾りなどのおおよその目安を絞っておくのは現代ではとても大事です。そして、家族だけでなく、親類や友人のためのセレモニーがお通夜であり、お葬式です。そこを踏まえたうえで、話し合いを進めていくのが吉でしょう。

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